アダルトチルドレンの症状をどうにかしたい話〜本を読む編8〜
これの続き
秘密
育った家庭や個人に秘密があると、罪悪感が続き、「相手に秘密を言ってはいけない」というストレスを避けて、孤立してしまうケースがあるらしい
秘密にしていることがあると、世界が歪むとも書いてある。
自分でも事実を忘れようとして、理屈でねじ込もうとする。
相手を信頼したりできず、心を閉ざし、防衛し、隠し立てる訓練をしてきてしまった。
この先の人生で、困ったときに誰かへ共有することは不可能。
【秘密を終わらせるメリット】
・重荷から解放される
・自分に正直になれる
・いきなり他人に知られなくて済む
・誠実な関係を作れる
・他の家族にも良い影響があるかもしれない
・助けを求めることができる
【打ち明けるときの注意】
・個人的な事を、あらゆる人に打ち明けなくて良く、信頼できる人だけに言えば良い
・自分を助けるためでなく、相手を攻撃することにならないか考える
・もっと適切なタイミングがないか考える
・「相手に知る権利がある」などと、理屈をつけて判断しない
子供の頃は秘密がたくさんあった。
親が浮気しているとか、好きな人がいるがそれを言い出したら馬鹿にされると思って言い出せないとか、冷たい態度をとってしまうが、本当はクラスメイトと仲良くしたいとか。
大人になると、パートナーには何でも話せるし、友達にも話せる。
でも、子供の頃に辛かった事をちゃんと誰かに話した事はない。ネット上だけ。
終わった問題を、今を一緒に生きてる人と共有して時間を使うことに意味がないと思ってしまう。利害関係がない人に話してみると良いと書いてあるが。。。
役割
自分に当てはまる役割を書き出せとある。
子供の頃の特性であり、大人になっても引きずるケースがあるらしい
「子供の頃の役割を捨てて、大人になる」とすると、
すでに子供の頃から引き継いだ役割を基に、仕事や日常生活をしている場合に
困ってしまう。そこで、長所を生かしたまま、短所を良くするアドバイスが載っている。自分に当てはまる箇所のみ抜粋する。
責任を負う子
物事を一生懸命管理しようとする子供だったパターン
【強み】
しっかりしていて有能 → 今の会社の評価はこれ
リーダーの資質がある → 今の会社の評価はこれ
決断力がある → 時と場合による
自分から行動を起こす → 仕事ではそう。プライベートだとできない
目標に向けて行動する → 時と場合による
自分で自分を鍛える → 時と場合による
【弱み】
人の話が聞けない → わりとそう
人に従うことができない → 学生まではその通り。会社だと微妙
遊ぶことが苦手 → だから、今こんなことしてる
柔軟性・自由な発想に欠ける → 時と場合による
正しさにこだわる → 時と場合による
全てをコントロールせずにいられない → 時と場合による
間違いを恐れる → 時と場合による
・自分がやらなければ、他の人がやるだろう、それで良いと思う
・結果ではなく、自分に価値がある
・長所はそのままに、ある程度人に任せる事をする
・人の話を聞く、従う、柔軟性、リラックスする能力を育てる
順応者
気配を感じさせないことで、家庭の安定に貢献するパターン
【強み】
柔軟性がある → 時と場合による
人に従うことができる → 時と場合による
流れに任せることができる → 割とそう
悪い状況でも逆上しない → 時と場合による
【弱み】
自分から行動を起こせない → プライベートだとできない
決断を下すのが怖い → 割とそう
こうしたいという方向性がない → 割とそう
選択肢を挙げられない → プライベートだとできない
自分の力を知らない → 割とそう
・自分が感情を動かさなければ、人との繋がりは得られない
・私は関心を向けられるに値する
・長所はそのままに、自分から行動を起こす
・決断を下し、他の選択肢に気づく力を育てる
なだめ役
自分の痛みに目を向けず、周囲をなだめる
【強み】
思いやりがある → ないと思う
人の気持ちがわかる → 分かりっこないと思う
話を聞くのが上手 → 下手
人の様子に敏感 → 時と場合による
気前がいい → 時と場合による
素敵な笑顔と温かい態度 → 冷たいかな
【弱み】
人に世話してもらうのが苦手 → 当てはまる
自分の気持ちに目を向けられない → 当てはまる
罪悪感にとらわれやすい → 当てはまる
人の怒りを恐れる → 当てはまる
相手の理不尽な行動に耐えてしまう → 時と場合による
・自分は世話をされるだけの価値がある
・他の世話をしなくても、好かれる人間である
・自分のケアを第一に考える力を育てる
問題児
家族に代わって、外部にSOSを発信している
【強み】
自分の感情にすなお → 違う
否認が少なく、自分に正直 → 違う
創造性がある →分からない
ユーモアのセンスがある → 違う
リーダーシップを取れる →分からない
【弱み】
怒りの表現が不適切 → 違う
指示に従うことができない → 違う
他人の境界を侵略する → 微妙
若年でトラブルを起こす → 違う
・世界は残酷ではない
・一人では生きていけない
・他人を認める必要がある
・怒りの健康的な表現の仕方や問題解決のスキルを育てる
共有
ここまでのプロセスをやろうとすると、他人と共有したり、傷つけられた相手に怒りをぶつけたくなる人もいるらしい。
どうせ理解されない。
今理解できるなら、初めから子供に悪影響が出る事をしない。
家が解散されるときも、不誠実だったし、お金周りでも子供や元パートナーを騙すような事をしていた。
必要最低限のコミュニケーションだけで良い。
人生の限られた時間を、親に割く気にはなれない。