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ワーク:見捨てられた経験を書き出せ
・テストで100点を取っても、成績が良くても褒めてもらえないし、そもそもテストを見てもらえない。
・子供の勉強に無関心で、塾にも行かせてもらえない。
・受験のときに、中学の先生は美大を薦めていたが、早く家を出て行ってほしいため、高校で就職できる所がいいだろうという話になった。その時の「ウチは・・・」と言った目が忘れられない。
→結局、自分も家を早く出たかったので良かったが、親にそう言われ続けた
・未就学児の時から、絵を描くと赤字を入れられた。パースが狂っていると褒めてもらえない。
→絵は上手くなって、コンテストで賞をもらう様になった。個人的な嬉しさより、期待に応えることが目標になり、プレッシャーを感じるようになった
→次期にコンテストの絵を描かなくなり、反抗してアニメ絵ばかり描いていた。当時、アニメはそこまで好きではなかったが、反抗するためにやっていた。
・「ゲームなんて将来のためにならないものを、欲しいなんて言わないよね?」
と言われ、圧力をかけられていた。生活を握られている恐怖から、言い出せなかった。
→未だに、何にでも生産性を求めてしまう。
・度重なる我慢が積み重なって、泣き出してしまった時に事情を説明すると、
「その場で泣かないのは、子供らしくない」と言われた。
・父親はずっと無関心だった。目の前で子供が火傷をしても、テレビを見ていた。
境界の混乱
・親子の境界が存在しないケース
親の浮気や、会社での悩みを子供に聞かせるなど、荷が重すぎる話をする。
・親子の境界がねじれているケース
親が、結婚生活や、自分の依存症を子供のせいにする(子供が無謀な努力をしてしまうことにもなる)
・子供の境界へ親が侵入するケース
親のニーズが子供より優先となり、子供が利用される。
・子供の境界を認めないケース
自分と親が同じ価値観を強要する。子供は従うこともあるし、反抗する場合もある。
どちらにせよ、自分の自由な選択ではなく、親に対する怒りによって決めている場合もある。
当てはまりすぎて笑ってしまった。
ワーク:体験した境界の混乱を書き出せ
・母親とその浮気相手と3人でデートをし、自分がそのことを父親に言うかもしれないから、父親と会話することを禁じられた
・未就学児からずっと、自分がいるせいで仕事を失ったことを、母親に責められた。
・嫁姑問題や夫婦間の問題に、常に晒されていた
・コンテストなど、客観的成果がないと褒めてもらえない
・親が女性の権利を主張するのに、女としての甘えがあったので、自分は甘えない様に振る舞っている。
・母親の様になりたくないので、絶対に子供を作りたくない
・子供が、自分と親の境界が作れていれば、親は何であれ「自分は自分」と思うことが出来る。境界ができていないと「自分に価値がない」と思う様になる
・親が間違っているかどうかを子供は判断ができない。親の間違った行動を自分のせいにして、親が間違っていない安全な存在であると思うようにする。
・喪失を体験した年齢、原因、家庭外のサポートの有無によって、症状の重さは変わる
・過去を受け止めた上で、それはあくまで「子供の体験」であることを自覚するべきで、「自分に価値がない」と思う必要はもうない。
・痛みを克服しても、自由になっても、自分は変わらない。
「あなたと言う人間は、痛みが服を着て歩いている訳ではないのです」
現在の症状と克服
・自己否定感を埋め合わせるために、超完璧主義になる
・責められる前に、相手のことを責める
・事実を認めない
・大したことではない様に扱ったり、理屈を付ける
・過食、飲酒、薬物に走る
過去のダメージから自分を守るために、やっていることだが、
現在進行形で不都合が生じる。自分を傷つけることになる。
自分を癒す方向に、シフトチェンジしないと、痛みが長引く。
反応1:犠牲者(理不尽に耐えることに慣れる)
・行動の動機が「恐怖」
・自分を守ったり、健康を維持したり、安心できる状態で過ごす事ができない
・傷ついても、怒りや憤りの感情を認知できない
・自分が何がしたいのか、何が必要なのか分からない
・犠牲者であることを周囲にアピールしようとする、生き方そのものになっている
反応2:激怒
・痛みに耐える事が限界になって爆発する
・自分の言う事を聞かせるため、価値分からせるために激怒する
・自己否定感を埋め合わせるために、強くなった様な気になるため怒る
・他の選択肢に気づけず、感情が蓄積された結果である
反応3:うつ
・日々普通に過ごしていて、大人としての責務を果たしていることもある
・自分の無力さがバレないよう、仮面を剥がされないように、深い友人関係は作らない
・落ち込んでいる自分を恥じ、認めない。
反応4:自殺
※私ごときが語れないので割愛
反応5:依存症
・感情や痛みに蓋をするために、他の物に依存する。
・アルコールや飲食物、嗜好品、運動、人間関係、セックス、怒りや不安など特定の感情など、依存する対象は多岐に渡る
反応6:完璧主義
・これ以上傷つきたくないという感情から、完璧を求める
・「どんなに頑張っても、十分ではない」と子供時代に学んでしまっているため、際限がなくなる
・子供にそう言う事を求める大人は、どんなに完璧に近い仕事をしても、拒絶するぞと脅すに決まっていたと言う事を、大人になった自分は気づいても良いのではないか
・タスクに取り掛かる前に、完璧を求めるあまり、着手を引き伸ばしてしまうタイプの人もいる
・上記、6までの反応の他、理屈づけ、冗談めかす、奇跡に頼る、嘘をつく、引きこもるなどの反応がある。
・すべて痛みからの「防衛法」として、身についてしまう
ワーク:自分は痛みから身を守るためにどんな防衛法を身につけたかリストにしてみて、問いに答える
①過去どのように役立ち、今はどうか、そのやり方を手放したいか
②手放すために必要な事、障害になることは?
・未就学児、依存できる物さえなくマスターベーションに逃げていた(依存症)
①快楽を感じる方法がこれしかなかった。今は楽しみが沢山ある
②色々な楽しみを見つければ克服できた
・小4〜中学1年生まで、傷ついても、怒りや憤りの感情を認知できなかった。(犠牲者)
①感情に蓋をして、とりあえず生活して進路を決めるのに役立った。今でもとりあえず感情に蓋をして、後で解決しようとする事はある
②感情に蓋をせずに、一つ一つ課題をクリアにすると可能性が広がると思う。何が足りないのか分からない
・中学2年生の時に、キレた。(激怒)
①上記の犠牲者がこれで終わった。やけくそで進路を切り開けた。今でも、理不尽なことには怒りを持って、ヤケクソで解決する。合理的な解決が出来ないこともある
②ヤケクソで解決しないと行けなくなるまで、問題の本質に切り込めない。正直なぜそうなってしまうのか把握できていない。把握できていないから、本書を読んでいる。
・中学3年〜就職するまで、完璧主義で就職できた(完璧主義)
①自分を大きく見せ、内定を勝ち取れた。今でも仕事に役立っている。経験を積んでも、全然できていないと思ってしまい、自信が持てない。
②自信を持つ。「自信を持って良いと思ってはいけない」という思い込みがある
・就職できると燃え尽き、鬱状態になり、数年後に退職、パニックを起こす様になる(うつ)
①完璧でなければならないので、少しでも失敗すると自分で反省しなければならなかった。今も憂鬱にはなるが、割と大丈夫になった
②正直、なんで平気になったのか分からない。あの頃よりも完璧でなくても良いと思える様になったのかも?
・自殺を考える(自殺)
①とにかく、苦痛から逃れたかった。今は大丈夫
②生きている間の苦痛から逃れられれば、死ぬ方が苦痛になり、死なない
・仕事に逃げ、ワーカーホリックになる(依存)
①現実逃避。承認欲求が一時的に満たされる。その気はまだある。
②仕事以外の趣味を持つ。自己肯定感が低い
→肉体的限界を迎えて、何故か普通に暮らせる様になった(?)
→また、バランスを崩すのではないかと、不安なのが今。
一旦寝る