アダルトチルドレンの症状をどうにかしたい話〜本を読む編〜
詰まると面倒なので掃除したい
かくかくしかじか、下記の様な状態で人生が面倒なことになっている。
「甘え」と捉えることが出来る系の話が、自分で嫌いなので、
向き合うのも気が重い。
しかし、数年前にうつ病にもなり、今は回復したが、
今後仕事に影響すると厄介なので、何かしら手を打っておきたい。
排水溝の掃除みたいな物だ。
やりたくないけど、後々詰まると困るので、ちょっとずつ掃除しておきたい。
本を読むことにした
本を読んでどうにかしたい。
あまりお金や時間をかけたくないし、直近問題が発生している訳でもない。
前書きや目次を読んで、良さそうな本を選んだ。
※非アフィリエイト
一人で眈々と読むのがしんどいので、掻い摘んで、ブログに書いていこうと思う。
アダルトチルドレンについて、詳細に理解できた気がする
※詳細が気になる場合は本書を読んでほしい。ざっくり適当にまとめる。
・漠然とした喪失感があるが、その正体が分からない。
・その正体が分からないのは、育った環境を「否認」「孤立」「硬直性」「シェイム」が支配しており、真実が見えなくなってしまったせいだ。
否認(素直さ・正直さの喪失)
・否認の中で育つことは「話すな」「感じるな」「信頼するな」というルールを教えこまされることだ。
・大人になってからも、感じた事、受け取った事を「大した事ない」「我慢できる」と処理してしまいがち。
ワーク:抵抗なく口にできた事、できなかった事のリストを作れ、とのこと。やってみる。
【抵抗なく口にできた事】
・お腹が空いた、眠い、トイレに行きたい
・学校がだるかった
【抵抗なく口にできなかった事】
・勉強しているのに、愚痴を言うために部屋に入って来ないでくれ
・浮気相手とのデートに付き合わさせないでくれ
・本当は大学への進学も考えていたが、小さい頃から18で家を出るという話だったので言えなかった
・自分にだけお金をかけて、子供を塾に行かせないのは正直引いた
・子供を作ったのは自分なのに、邪魔にするのは倫理的にどうかと思う(当時はひたすら傷ついた。今はムカつく、軽蔑する)
・小さい頃に虐待された事を、無かったことのように振る舞っていたが、本当は覚えている
・ゲーム、おもちゃを買ってくれ
・小学校の時クリスマスプレゼントで、ゴミをもらった時、早く出ていこうと思った。
・せめて学校指定の教材は買ってくれ
・自分の幼少期と比較して、物事を判断するのをやめてくれ、時代も環境も違う
・親を信用できないと思っていたので、自分で自立しなければならず焦っていた
・焦っていたので、学生生活に青春はなかった(自分の性格にも問題があるが)
・仲がいい振りをしていたが、正直、無理をしていた。
・女性の権利を叫んでいたが、女性であることに甘えている部分もあって、ああはなるまいと思って、男性に負けない様に頑張っている
・知っている家族全員、頭沸いてる。詐欺に引っかかりすぎ。うまい話に乗りすぎ。
孤立(情緒的なつながり・信頼感の喪失)
・「話すな」「感じるな」「信頼するな」というルールが子供を孤立させる
・孤立は家庭外でも起こりやすく、家庭の問題を他人に知られない様にする
・大人になっても、孤立しがち
・一見、社交的に振る舞っていても、本当の感情を隠したまま熱心に人付き合いをしたりする
ワーク:自分が他の家族に抱いていた距離感を、絵にしてみろ
正直すごく嫌な作業だった。嫌すぎて、辛い物を食べてストレスを発散してから取り組んだ。
子供の頃の自分は、完全に母親の所有物だったと思う。
自分の話を聞いてもらえず、人として扱われていないと感じていたので、早く大人になって人権が欲しかった。
硬直性(柔軟で自発的な選択肢の喪失)
・子供が健康に育つには、「程々の秩序」と「程々のいい加減さ」が必要
・厳格すぎたり、問題がある家庭では「〜するべき」という硬直的なルールが支配する
・大人になっても融通が聞かない考え方をするようになる
ワーク:硬直的なルールがあったら、そのルールを書き出してみろ
・母親が癇癪を起こすと、何を言い出すか分からないので、常に気を配って過ごす
・浮気を話すと、離婚時の慰謝料がなくなり、生活が苦しくなるので言ってはいけない
・嫁姑問題には黙って良い子・孫を演じて、やり過ごさなくてはならない
・父親と会話してはならない
・父親の会社の人や、近所の子供の家の人に、良い家庭に見られるようにしなければならない
・18で家を出なければならない(養育義務が18までなので)
・大学には行けない(幼稚園の頃から言い聞かされてきた)
・家計に負担をかけない様、おもちゃを強請ってはいけない
・我慢しなければいけない
シェイム(自己価値の喪失)
・シェイムとは、自分自身や自分の一部が欠陥品であると思い込んでいる様な感情
・自分が仲間に入れてもらう資格がないと思う、なんでも自分のせいにする
・親から拒絶された経験がある場合がほとんど
・「これだけの量の苦しみを体験しなければ、許しの許可証がえられない」と自分の体験を軽く見がち
子供が育つ上で必要な喪失
・ペットの死や、引っ越し、人との別れ、家から学校へ行って親と少し離れる体験など、自然な喪失は育つ上で必要
・喪失を体験したときに、親が寄り添ってくれる環境であれば大丈夫
・親が寄り添ってくれない、子供らしくしてはいけない、「見捨てられる」体験をすると良くない
見捨てられる体験とは?
・期待通りに振る舞ったり、他の喪失を埋める役割ではなく、無条件に愛され、守られていない場合
・親(主たる養育者)が子供の感情やニーズに無関心
・いつも、他の誰かのニーズが優先され、関心を持ってもらえるのは、他の誰かのニーズを満たした時だけ
・「常に」子供の感情が無視され、泣くなどの感情表現を否定される
・何かを要求すると「わがままだ」とみなされる
・子供の言い分を信じない、取り合ってもらえない
・成功を認めてもらえない
・年齢に相応しくない要求を突きつけられる。
・行動ではなく、人格を否定される
ワーク:見捨てられた経験を書き出せ
きつい・・・。一旦休憩する。
続く。